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大正時代の時計を手に入れました。

 

 年も押し迫った昨日の12月30日に近所のリサイクルショップに何となく立ち寄ったところ、「おやっ?」・・・・・商品棚の片隅に左写真の機械式置時計を発見いたしました、手に取って裏ぶたを開くと別に付属してある鍵でゼンマイを巻き上げて使用する古いタイプの時計でした。文字盤には「〇に◇の中にS」なのでたぶんSEIKO、時代もかなり古く昭和初期かもしかしたら大正と推測、ですが鍵でゼンマイを巻き上げても動きません、内部の機械を調べたところ欠落部品はどうやら無いようなのですが・・・・外見は写真(参考写真)の様に金属部にはサビ、ガラス内部はカビ状態です、ここで機械物好き(火縄銃のカラクリいじりも大好き)の血がムラムラと沸き上がり購入して直してみることにいたしました、値段は7.800円。さーてこの値段安いのか高いのか、答えは修理の結果次第!

 

 

仕組みを調べるの巻

 

 先ずはどの様な仕組みになっているかを調べてみます、裏ぶたを開けると蓋側にゼンマイを巻き上げる鍵が着いていまして先にも書きましたがこの鍵でゼンマイを巻き上げて使うのは間違いないのですがゼンマイ軸が二つあります、徐に巻き上げてゼンマイを切ってしまっては全て終了になってしまうので先ずは左のゼンマイ軸に鍵を装着して左回りに巻いてみると「ガチッ!」とシッカリ巻くことが出来ます。古い時計は大体が左が時計のゼンマイなので少し巻いて歯車を数か所楊枝で動かしてみると「チッチッ」と数回歯車が動き秒針が進みました、「ビンゴ!」、ここで少々荒療治なのですがバーテンダーの様に両手でシェイクすると更に30秒ほど秒針が動きます、「よっしゃ」と心でガッツポーズし各部の歯車軸へ注油、油は「CRC5-5-6」です、すると力強い音とともに秒針が時を刻み始めました。再び「よっしゃー」と心ガッツ。次は右のゼンマイ軸です、これはもう目覚まし用のベルであることは間違いないのです、では目覚まし時間をどこで設定するのか???。解りました、裏蓋を開けた機械部の真ん中に小さな文字盤があります、「ははーん、これが目覚まし時間の設定装置なのね、初めて見るねこんなの?」と右回りに動かしてみるとある時間で「カチッ」という音がし「ポロン♪・・・・ボロン♪」と下の方からオルゴールの音が何とこの時計の目覚ましはオルゴールなのが解りました。「すげー、でも何の曲?」、音のした木製の底蓋を開けてみるとやはりオルゴールがはめ込んでありましたので主要作動部へ「CRC5-5-6」を注油し再び鳴らして見ると解りました、今度はしっかりと曲になっていますそれも良く知っている曲で「蛍の光」です。「よっしゃー」と三回目の心ガッツ。

 

 

 

 

 

仕上げにお化粧をするの巻

 

 仕上げはこの錆錆の金属部を金属磨きピカールでひたすら磨き上げ、あまり夢中に擦ったので右手を三ヶ所負傷いたしましがそんな血の努力が実って見違えるほど綺麗に仕上がって完璧に作動しています。

 レストアした綺麗な姿をご覧ください。(下写真)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※時計サイズは縦16㎝・横12㎝・奥行10㎝・重量985グラム

 

 ▲上は当時のパンフレット、左下がこの時計です。

 

 

 

時計を調べてみたの巻

 

 整備が終わってこの時計を調べてみることにしました、メーカーは精工舎で現在のSEIKOです、大正12年大震災の後の物で前面が面取ガラス、側面がスケルトン使用、当時の精工舎掛時計・置時計カタログには「No.953 角型オルゴール 面取厚硝子入」と紹介されています、そして気になる値段は5円80銭とあります。因みに当時我が板橋区3LDKの家賃が5円20銭 (大正時代)と言いますから高額なモノだったようです。

 

 

古時計整備始末記

 

 今元気に時を刻み始めた古時計、今宵の年越しはこの時計と共に・・・・・12時キッカリにタイマーをセットし大正ロマン漂う「蛍の光」を聞きながら新年を迎えます、できたら神谷バーの電気ブランがあれば完璧なのにと考える私、宝缶チューハイシークワーサーで代用いたします。

 まもなく酉年、乾杯「ルネッサンス!」

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