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秘湯ハンター4 四万ダムの源流に消えた野湯「湯の泉」を探せ!

 四万川の源流に吠える温泉バカ1人、それが噂の秘湯ハンターだぜ!​

東の山奥にサルしか知らない珍湯があると聞けばはせ参じ。西の渓谷の奥の奥、そのまた奥に岩魚と混浴出来る隠湯があるかもしれないと小耳にはさめばほふく前進してでも浸かりに行く・・・・それが「秘湯ハンター」なのだ。

  温泉のためなら残り少ない有給休暇を惜しまず使い、上司の叱咤も激励と受け取り今日もどこかの深山幽谷を手ぬぐい片手にさ迷い歩く。・・・・・嗚呼秘湯ハンターよ今日は何処まで行ったやら。

またも行きますか秘湯旅 群馬県吾妻郡の山奥四万温泉の更に奥の源流に四万ダムの工事で発見された野湯がかつてあったと言う、しかし現在は完全に忘れ去られていると聞いた。その名は「湯の泉」、少ない情報をもとに「とにかく探してみよう」と自宅を出たのが8月21日の午後、勿論その日に野湯探しはできないので目的地に一番近い道の駅「霊山たけやま」に車中泊した。

 この道の駅はかなりの山の中で夜になると車中泊は私一人、寂しーこと、しかも駅名が霊山、出るのか「ヒューッドロドロ」・・・・朝まで熟睡でした。

ピーッ!熊除け笛はこだました

 何とか湯の泉へのアタックルートを見つけて林道を歩いていると鉄でできた巨大な檻があるではありませんか「ム、ムッムー、こ、これは!」大型獣の捕獲用罠でわないですか、「ウッソーっ!」熊の罠、え、クマがいるってこともしかして。いきなり緊張はマックスへ、ザックよりホイッスルを取り出して息が切れるほど吹きまくりました。

 しばらく草生した林道をあるくと気お付けていないと通り過ぎてしまいそうな渓流への下降道の痕跡を発見、とりあえず下りてみよう「ピーッ!ピピピ」、この笛は途中で遭遇したサルの群れへの警戒音です。

まぼろしの野湯発見

川筋まで下りてみると、あった、ありましたよ、かつての「湯の泉」の痕跡が、ただし湯船らしきものはなく、無いのであれば源泉を探してと・・・・・溜まった水たまりに手あたり次第に手を入れていきますと「オッ」あったよ、ありました。源泉も発見いたしました、温度を測ってみると32度と温めではありますが今は夏、まったく異常なしと湯船づくりを開始したが30分程で完成、早速入湯の儀といきました。

  ▲後ろにある湯だまりを発見しポーズ

  ▲入浴しながらも笛を吹く、私の名は管理人100%

  ▲夏山に叫ぶ温泉バカ一人の図

山奥で献血? 悪魔は足元に・・・・・

 林道歩きで掻いた汗を復活した「湯の泉」が流してくれました、この野湯の温度ならば何時間でも入っていられます。以上で検証終了。

 ※冒頭から熊だサルだと騒いでおりましたが実は本当の敵は他に居ました、山の吸血鬼その名は「山ヒル」です、温泉の検証が終了し車にて下山しコンビニに寄ってみると左足に違和感が、何と足首の上がスプラッター状態、やられました、痛くもかゆくもないのです、この後3時間血が止まりませんでした、恐ろしーですね山ヒル、あとで知りましたが四万川上流部は山ヒルの大生息地だそうです、そういうことは早く言ってョー。私は地下足袋でビシッと足ごしらえしていても潜り込まれました、皆さん山歩きの際はヒルにご用心。

   ▲我が友アキアカネ、こいつが里に下りると秋

   ▲出ました、日に3本の超ローカル路線

▼珍しい渓流で取れるノリをゲット

  ▼三種の神器、地下足袋・笛・杖

wanted

これが山の吸血鬼「ヒル」だ! 見てください吸血鬼にやられた私の左足首、名誉の負傷です。

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♨ 秘湯検証報告 ♨

●秘湯度    ★★★★

●自然満喫度  ★★★★★

●入浴感    ★★★★★

●泉 色     透明無臭

●入浴料    もちろんタダ(ただし発見できれば)

●my秘湯番付 大関

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